現役大学生に聞いたアパート選びポイント
2020.01.29
学生が教えるアパート選び方【間取り編】
アパート決めるときに大切な条件の一つとして間取りがあります。しかし間取りは多種多様でどれを選べばいいかまったくわかりませんよね。間取りが少し変わるだけで住みやすさは変わってきます。間取りは大まかに分けると、一人暮らし向けの部屋の間取りは4種類あります。では、各間取りのメリット、デメリット、加えて設備に関するポイントもお教えします!
間取りタイプの違いやメリット・デメリット
ワンルーム
ワンルームとは、一つの部屋という意味で仕切りがなく、キッチンと居室がつながっている間取りのことです。
■メリット
・広く見える
扉がないことで、部屋に入ったときに開放感を感じます。もし、狭い部屋を選んだとしても仕切りがないだけで広く感じると思います。
・温度差がなくなる
暖房・冷房が部屋全体にいきわたるようになります。キッチンで料理するときだけ寒い!暑い!ということがなくなるでしょう。
寒い日には、朝の洗顔や歯磨きをキッチンですれば寒さで悩むことは少なくなるはずです。
■デメリット
・料理の匂いが充満する
キッチンがつながっているため、匂いは部屋にこもります。匂いの強いものを食べた時には要注意です!
しかし、これはワンルームでも換気できる造りだと解決できますね。窓の位置関係も確認してみるといいです。
1K
1Kとは、1部屋とキッチンで、扉で仕切りがある間取りのことです。
■メリット
・料理の匂いが居室に充満しない
・空間ごとでデザインを変えれる
キッチンと居室で雰囲気を変えたいという方におススメ!キッチンはシックにしたいけど、居室はリラックスできるグリーンをベースにしたい、など自分の好きなようにデザインにできます。
■デメリット
・部屋が狭く感じる
1DK
1DKとは、1部屋+ダイニング・キッチンの間取りの部屋のことです。
■メリット
・キッチンが広い
ワンルームや1Kに比べてキッチンが広いです。キッチンが広いと動きやすいし、具材を切ったりするスペースも広くなり、料理の効率UP!!
料理が苦手な人もキッチンが広いと料理がしやすくなるかもしれません!また、最初は料理が好きじゃなくても生活していくうちに得意になってるかも???
・生活スペースを分けれる
ダイニングとキッチンスペース以外にもう一部屋あるから、寝室や洋服置き場を別にできます。洋服がもう一部屋においてあると、料理の匂いがつくことありません!
友達たくさん呼びたい!という方でも、どちらかの部屋を自分のプライベート部屋にして、もう一部屋には気軽に呼べるスペースをつくることができます。
■デメリット
・掃除する範囲が増える
単純に部屋が増えれば増えるほど掃除しないといけない範囲は増えてしまいます。
学校とアルバイトなどで忙しくなると、掃除する時間が十分に確保できなくなる可能性もあります。かといって、掃除しないと部屋の中には汚れやほこりがたまってしまいますよね。掃除が苦手だったり、掃除する時間が確保できなかったりする方は小さい部屋のほうがいいかもしれません。
掃除が大好き!という方にとっては、掃除する範囲が増えたほうがいいと思う方がいるかもしれません。そんな方にはピッタリですね!
私は掃除が大嫌いだから、一気に全部屋掃除ではなく、床の日、カーペットの日、洗面台の日と少しずつ掃除をしています。掃除する範囲が増えても少しずつ進めていけばやりやすいかもしれません!
1LDK
1DKと違う点は、居室(寝室)数が一部屋の場合の広さです。広さが4.5帖以上だと1DKで、8帖以上だと1LDKと呼ばれます。でも、4.5帖や8帖の「帖」てどういう意味?と思う方いらっしゃいますよね。
ここで「帖」に関して少しお話します。
「帖」とは畳の広さを表す「畳」と同じ使い方です。以前は畳の部屋が多く、1畳と書かれていましたが、フローリングの部屋などが増えるにつれ、1帖と書かれるようになりました。帖数はあくまでも目安であり、畳何枚分なのかがわかります。1帖=1畳です。どちらの漢字が使われていても同じ意味だと思ってくださいね。
では「帖」の意味がわかったところで1LDKのメリット・デメリットをお話していきます。
■メリット
・キッチンが広い
・生活スペースを分けれる
・収納スペースが多いところもある
■デメリット
・掃除する範囲が増える
・一人で住むには広すぎる
ポイント①ユニットバス
・掃除がしやすい
トイレ・洗面台・浴槽が一つの部屋に入っているため、一気に掃除ができます。シャワーでトイレも流しながら洗うことが可能に!
トイレが別だと、お風呂場とトイレの2か所掃除をしないといけないため、一つにまとめられているユニットバスだと掃除しやすいという方も。
■デメリット
・体洗った後にはお風呂に浸かれない
ユニットバスは浴槽内でシャワーを浴びます。そのため、浴槽にお湯を張って浸かってから、お湯を流しながらシャワーを浴びることは可能です。しかし、シャワーを浴びてからお風呂に浸かろうとすると、浴槽を洗ってお湯を張らなければいけません。シャワーを浴びる場所と浴槽が一緒になってしまうため不便ですね。
普段からお湯に浸からないという方にはちょうどいいかもしれません!ユニットバスのほうが家賃安くなるし!!
・湿気がこもる
お風呂を使った後には湿気がこもります。窓がついているお風呂場ばかりではないため、換気扇を回し続けないといけません。湿気がこもるとカビが生えやすくなるため注意が必要です。
・お風呂とトイレが同時に使えない
友達や彼氏・彼女が家に来て、誰かがお風呂を使っているときにトイレに行けなくなってしまいます。どうしてもトイレに行きたい!というときはとても不便です。
ポイント②収納
また、大事なのが収納です!実家でしか暮らしたことない人で収納の大切さに気づいている方は少ないと思います。
では、なぜ収納が大切なんでしょうか?
一人暮らしをすると、洋服、食材、掃除道具など様々なものを収納しないといけません。アパートにはすでに収納スペースがついているところもあります。その場合は大丈夫ですが、収納スペースがない場合は自分で棚などを買ったり、自分の家から持ってきたりしないといけません。そして、棚などを置くと部屋のスペースが狭くなってしまいます。ワンルームや1Kだと、ベッドやテレビ、机などで部屋が埋まってしまい、収納するスペースが確保できない状態になるかもしれません。
また、靴が多い人はシューズボックスがあるかないかも確認しましょう。シューズボックスがないと、靴を収納する場所が別で必要になります。
アパート選びの時には、どこに何を置くかを考えながら間取りを決めるといいと思います!
ポイント③洗濯物を干す場所
最後は洗濯物を干す場所についてです。普段から洗濯物を干していない人からすると想像がつきにくいかもしれません。雨が降ったときとか、洗濯物を干すの困るんですよね...
ベランダ
ベランダで洗濯物を干せば大丈夫と思っていても、雨が降った時の場合を考えておいてください。屋根付きベランダで雨が降っても雨が当たらない場合はべランダで干してもいいですが、雨が当たる場合はよくないですよね。
私の友達は、朝ベランダで洗濯物を干して学校へ行くと、途中から雨が降ってきて、帰った時には洗濯物がびちゃびちゃになっていたということが何度もあるそうです。そして、また洗濯物を洗い直しています。
このようなことを避けるため、雨が降っているときや雨が降りそうなときには部屋干しとなります。そうなると、部屋の中に洗濯物を干す場所が必要となります。どこにどの家具を置くかなどを考えるときに洗濯物を干す場所も考えておいてください!
サンルーム
サンルーム付きのアパートはとてもおススメです!
サンルームだと、外の天気を気にせずに干すことができます。急に雨が降っても、花粉がひどくても関係ありません。それに加え、日当たりがいいところにサンルームがあるため乾きやすいです。なにも気にしなくてもいいという、最高ですよね(笑)。
ベランダもサンルームもない
このような場合や、ベランダしかなくて雨が降ったときに部屋で干さなければいけない場合は、部屋に洗濯物を干さなければいけません。そこで一つの案として、1DKの一部屋あるところを勉強スペースと洗濯物を干すスペースにすると、ダイニングキッチンの部屋がゆっくり過ごすスペースとして使うことができます。実際にこのように部屋を使っている人もいます。ワンルームや1Kでは場所が足りないという方にはこの案も考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしょうか?間取りに関して基本的なことはわかっていただけましたか?間取りの種類以外にも私が気にしてほしいポイントをご紹介しました。
間取りは住みやすさが変わってくるためとても大事です。できるだけ将来の生活をイメージして間取りを決めていきましょう。絶対に置きたい家具などをどこに置くか考えてみると、間取りが決めやすくなるかもしれません。後悔のないアパート選びの参考にしてみてください!