現役大学生に聞いたアパート選びポイント

2020.01.29

学生が教えるアパートの選び方【構造編】

アパートを探すときにアパートの構造は気になりますか?構造に関してよく知らないし、どれでもいいやと思っている方もいると思います。実は構造を考えずに選んでしまうと後悔することもあるんです!では、どのような構造があるのかお教えします。

 

構造の種類

アパートの構造の種類は代表的なもので3種類あります。木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート(RC)造、の3種類です。では、どんな人にどの構造が向いているのでしょうか?

 

①木造

■メリット

・通気性がいい

夏の湿気は木が吸い取ってくれるため、涼しいです。逆に冬は乾燥しすぎず、四季に合わせて部屋の湿度を保ってくれます。

では、福井県の湿度がどのくらいか知っていますか?実は湿気の多さは全国ランキングでトップレベルなのです。湿気は温度差の大きいところや空気がこもっているところで結露を発生しやすくしてしまいます。結露はカビやダニの原因の一つです。福井県は湿度が高いため危険ですね。そのため、通気性の良さはアパート選びのポイントの一つとして考えてみてください。

 

■デメリット

・気密性が低いため、音が響きやすくなる

音が響きやすいと、隣の部屋の音が聞こえてきます。いわゆる生活音と呼ばれているものですね。木造では部屋同士を区切る壁が薄いものが多く、洗濯機の音やテレビの音、人の声など生活していると様々な音が聞こえやすいです。隣の音が聞こえるの嫌ですよね。隣の音が聞こえるということは、自分の部屋の生活音も隣の部屋に聞こえることになります。部屋の中で音楽をスピーカーで聞きたい人は木造だと隣の人に迷惑をかけてしまう可能性が大きいです。また、大通り沿いは車の音が聞こえてきます。

朝、隣の部屋の生活音で起こされるということもあるかもしれません。不動産屋さんに生活音が聞こえるかどうか聞いてみてもいいですね。実際にアパートへ見学しに行って確かめてみるというのも一つの手段です。

また、壁側に棚などの家具をおいて音を遮断するのもいいと思います。

私は木造アパートに住んでいますが、壁がとても薄く、隣の部屋からしゃべっている声やアラーム音が聞こえてくるときがあります。その声で朝目覚めるときもありました。本当に壁の薄さは気を付けた方がいいポイントだと思います。

 

・冷暖房が効きにくい

メリットで通気性がいいと挙げましたが、そのデメリットとして冷暖房が効きにくいです。冷暖房の冷たい風や暖かい風が外へ逃げていってしまいます。一人暮らしだと、家に帰っても誰もいないから、部屋を先に涼しくすることも暖かくすることもできません。一日中つけっぱなしだと電気代がとても高くついてしまいます。暑がり寒がりの人は木造だとつらいと思うこともあるかも?

 

②鉄骨造

鉄骨造は聞いたことがありますか?あまり耳にしないかもしれないので、軽く説明します。

 

■メリット

・木造より遮音性が高い

 

■デメリット

・断熱性が低い

 

木造より約350倍断熱性が低いと言われていて、冬は寒く夏は暑いといった部屋になってしまいます。

 

③鉄筋コンクリート(RC)造

■メリット

・気密性が高く、防音されやすい

木造のデメリットであった防音性が低いという点が嫌だと思った方にはとてもおススメです!木造の防音性に比べて鉄筋コンクリート造は約10倍防音性が高いと言われています。音楽をスピーカーで鳴らしても大きすぎなければ大丈夫かと思います。私の友達は木造のアパートから鉄筋コンクリート造のアパートに移りましたが、びっくりするぐらい隣の部屋の音が聞こえないと言っていました。さらに、友達のアパートは壁がコンクリートのデザインになっていてかっこよかったです。

音を気にしたくない人は鉄筋コンクリート造のアパートを探してみてください!しかし100%防音されるわけではないため、めちゃくちゃ大きい声や大きい音を出すのは控えましょう。

 

・断熱性が高い

コンクリートは隙間がないため風を通しにくいです。しっかり冷暖房も効いてくれると思いますよ!

 

・耐震性が高い

福井県は他の都道府県に比べるとそこまで大きな地震はありません。しかし、いつ地震が起きるかわかりません。その時のためにも木造や鉄骨造に比べると、鉄筋コンクリート造のほうがいいですね。

 

■デメリット

・家賃が高い

木造などに比べると、間取りは同じでも鉄筋コンクリート造という一つの違いで値段は変わってきます。しっかり両親と相談してみてください!

 

まとめ

いかがでしたか?意外とアパートの構造によって生活のしやすさが変わってきます。通気性の良さに惹かれたなら木造ですし、防音性を求めるのなら鉄筋コンクリート造がおススメです!

より快適に暮らせるように間取りや立地だけではなく、構造に関しても気にしてみてください。また違った視点からアパートを探せるかもしれません!